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ミュンヘン安保会議 米国復活を歓迎 欧州3カ国の思惑は温度差 

1日、ベルリンで記者会見するドイツのメルケル首相(ロイター)
1日、ベルリンで記者会見するドイツのメルケル首相(ロイター)

 【パリ=三井美奈】独仏英の3カ国首脳は19日、ミュンヘン安全保障会議のオンライン特別会合で、「米欧連携」を訴えたバイデン米大統領を歓迎した。一方、対中外交や欧州安保をめぐる対米姿勢で、欧州内の温度差も浮き彫りになった。

 メルケル独首相は、バイデン大統領の就任で「多国間主義が強まる」と期待を示し、対中外交で米欧の協調を訴えた。中国がアフリカや中東へのワクチン支援を活発化していることを念頭に、「中国は近年、世界で勢力を広げた。米欧のパートナーは民主主義圏として、何か対抗策を示さねばならない」と述べた。一方で、地球温暖化対策では、中国の協力が不可欠だと指摘した。

 マクロン仏大統領は、「米国は太平洋の大国となり、中国を見ている」と述べ、欧州は独自安保を強化すべきだと主張した。

 マクロン氏は欧州が、アフリカなど近隣地域の危機に対応できる能力を持てば、「北大西洋条約機構(NATO)を強化することになる」と述べた。また、ロシアとの対話の必要性を訴え、ロシアの脅威を主張するバイデン氏との姿勢の違いを示した。

 マクロン氏は、米IT大手を標的とするデジタル規制についても「民主主義のために不可欠だ」と述べ、米国に対応を求めた。

 ジョンソン英首相は「米国が自由世界のリーダーとして戻ってきたことはすばらしい」と評価。英国が中国・新(しん)疆(きょう)ウイグル自治区やロシアの人権抑圧に対して強硬措置をとり、バイデン政権と歩調を合わせていることを強調した。

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