PR

ニュース 国際

欧州人権裁、ナワリヌイ氏釈放を命令 ロシア政府は「従わず」と反発

 1月17日、ドイツからロシアに向かう機内で、ロシア反体制派ナワリヌイ氏と妻ユリアさん(ロイター)
 1月17日、ドイツからロシアに向かう機内で、ロシア反体制派ナワリヌイ氏と妻ユリアさん(ロイター)

 【モスクワ=小野田雄一】ロシアの裁判所が収監を決定した露反体制派指導者、ナワリヌイ氏をめぐり、欧州人権裁判所(フランス・ストラスブール)は17日、同氏の生命に危険があるとして、ロシアに即時釈放を命じる仮処分を決定したと発表した。決定は16日付。ロシアは決定を批判し、釈放は行わないと表明した。

 昨年8月に毒殺未遂事件に遭ったナワリヌイ氏は今年1月17日、治療先のドイツから帰国した直後に露司法当局に拘束された。発表によると、ナワリヌイ氏は20日、欧州人権裁に釈放を求める申し立てを行い、欧州人権裁は、拘束下の同氏の生命や健康に危険がないかなどを露政府に尋ねた。露政府は26日、危険はないと回答。ナワリヌイ氏は2月3日、露政府の回答には保証がないと反論していた。

 欧州人権裁の決定を受け、チュイチェンコ露法相は17日、「決定にはそれを下すための事実や根拠が示されておらず、違法だ」などとし、決定には従わないことを表明。「政治的な決定だ」とも反発した。

 ナワリヌイ氏をめぐっては、1審に当たる地区裁判所が今月2日、同氏が過去の事件で受けた有罪判決の執行猶予条件に違反したとして、2年8月の収監を決定。同氏は不服を申し立てており、20日に上級審に当たるモスクワ市裁判所が審理する予定。同日には退役軍人を侮辱したとする中傷罪での1審判決も予定されている。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ