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英、若者をわざと感染させて新型コロナ研究へ 世界初

医療施設を訪れ、アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンを手にするジョンソン英首相=2月15日、ロンドン南東部オーピントン(AP)
医療施設を訪れ、アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンを手にするジョンソン英首相=2月15日、ロンドン南東部オーピントン(AP)

 【ロンドン=板東和正】英政府は17日、健康な若者らを新型コロナウイルスに意図的にさらし、感染に必要なウイルスの量や免疫の働きなどを調べる臨床研究(治験)を世界で初めて実施すると発表した。ワクチンや治療薬の開発などに役立てる狙いがある。すでに当局の倫理審査を通過、1カ月以内に治験を始める見通し。

 治験の名称は「ヒューマン・チャレンジ」。英政府が研究に3360万ポンド(約49億円)を拠出し、英大学インペリアル・カレッジ・ロンドンなどが実施する。

 治験では、新型コロナによる重症化のリスクが低い18~30歳の最大90人を、病院内の個室でウイルスにさらす。被験者は少なくとも14日間、個室で隔離され、24時間態勢で観察下に置かれる。その後、新型コロナに感染していないことが確認されれば帰宅が許されるが、経過観察が定期的に行われる仕組みだ。

 ロイター通信によると、被験者には1日当たり88ポンド(約1万2900円)が支払われるという。治験を担当する研究者はロイターに「(新型コロナの)ウイルスがどのように人に感染し、人から人に広がるのかを理解する」と説明した。

 また、治験ではワクチンとなる可能性がある物質を投与し、免疫システムの反応などについても調査する。ワクチン開発などにつなげる方針だ。

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