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【ソウルからヨボセヨ】車内の心美しき人々

 ちょうど1年前に歩きすぎで膝を痛め、つえを使って生活している。加えて白髪が目立つせいか、バスの車内で席を譲られることがある。半面、スマートフォンに没頭し障害者や妊婦の優先席でふんぞり返っている若者も目立つ…。

 1980年代後半にソウル郊外の電車内で立っていて、「重いでしょう」とバッグを自分の膝に乗せてくれた中年女性に感動したことがある。スマホ全盛となり、車内の風景は当時から様変わりしたものだが、それでも韓国には親切な人が決して少なくない。

 鮮明に覚えているのは、昨年3月末、帰宅途中のバスの中で出会った30代後半とみられる品のある女性。右手に花束を抱え左肩にバッグを掛けているのに「アンジュセヨ(お座りください)」と進んで立ってくれた。

 5月ごろには20代後半ぐらいの韓流スターのような美男に遭遇した。席の譲り方が自然かつスマートで、実にさわやかだった。今年1月にはバスが急発進し倒れそうになったところを、全身で受け止めようとしてくれた初老の男性もいた。

 韓国にもいろいろな人がいるが、社会には今も思いやりの心が残っていると思う。そして、席を譲ってくれた親切な人々は皆、美しく格好よかった。容姿に加え、人の心の美しさが自然にそう見せているのであろう。(名村隆寛)

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