PR

ニュース 国際

スー・チー氏、別容疑で訴追 ミャンマー、デモ激化も

16日、ミャンマー第2の都市マンダレーで、アウン・サン・スー・チー国家顧問の肖像を掲げて抗議活動を行う仏教僧ら(AP)
16日、ミャンマー第2の都市マンダレーで、アウン・サン・スー・チー国家顧問の肖像を掲げて抗議活動を行う仏教僧ら(AP)

 【シンガポール=森浩】国軍がクーデターで実権を握ったミャンマーで、軟禁されているアウン・サン・スー・チー国家顧問の担当弁護士は16日、スー・チー氏が自然災害管理法違反容疑で新たに訴追されたと明らかにした。勾留期限は17日までだったが、長期化する見通しとなり、抗議活動の激化も予想される。

 スー・チー氏は既に無線機を違法に所持し、使用したとして輸出入法違反容疑で訴追されている。地元メディアによると、16日にこの訴追に基づく裁判が始まった。次回公判は3月1日の予定。一連の公判にスー・チー氏は直接出廷せず、軟禁先とされる首都ネピドーの自宅からビデオ通話形式で参加する見通しだ。

 一方、国軍は16日、ネピドーで1日のクーデター以降で初めてとなる記者会見を行った。ゾー・ミン・トゥン報道官は「抗議活動が暴力を引き起こしている」と主張し、国内で拡大している反軍事政権デモを批判。真偽は不明ながら「不法行為で負傷した警察官が死亡した」とも発言した。

 報道官は、国軍が全権を掌握したことは憲法に基づく権限移譲で「クーデターではない」と主張。「われわれの目的は選挙を行い、勝利した政党に政権を渡すことだ」とも話し、1年間としている非常事態宣言後の選挙実施を約束した。軟禁中のスー・チー氏の健康状態は「良好」とした。

 抗議の意思を示すため公務員のストライキが相次いでいることについては、「(デモ隊が)不当に圧力をかけている」と断じた。

 ミャンマー国内では16日も11日連続となる抗議デモが行われた。最大都市ヤンゴンなどでは、僧侶が「軍事独裁を望まない」と書かれた横断幕を掲げて行進。ミャンマーでは国民の9割が仏教徒で、僧侶は世論に影響力を持っている。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ