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WTO事務局長にオコンジョイウェアラ氏を選出

ナイジェリアのヌゴジ・オコンジョイウェアラ元財務相(ロイター=共同)
ナイジェリアのヌゴジ・オコンジョイウェアラ元財務相(ロイター=共同)

 【ロンドン=板東和正】世界貿易機関(WTO・本部ジュネーブ)は15日、一般理事会を開催し、ナイジェリアのオコンジョイウェアラ元財務相を次期事務局長に選出することを正式に承認した。事務局長に女性やアフリカ出身者が就任するのは初めて。紛争処理機能が停止しているWTOの改革や新型コロナウイルスワクチンの普及などに期待がかかる。

 WTOは米国のトランプ前政権が上級委員会の補充人事に反対したことで、2019年12月以降、新規の紛争処理手続きが行えない状態に陥っている。オコンジョイウェアラ氏はバイデン政権と連携し、紛争処理機能の早期回復を目指す。

 また、オコンジョイウェアラ氏は発展途上国へのワクチン普及を進める国際組織の理事長を務めた経験を生かし、途上国に新型コロナワクチンを行き渡らせる仕組みづくりに取り組む方針だ。

 WTOをめぐっては、アゼベド前事務局長が昨年8月末に任期途中で辞任。WTO改革などに頓挫したことが理由とみられている。同年9月に次期事務局長選の選出手続きを開始した。

 選考ではオコンジョイウェアラ氏が多くの加盟国の支持を集めていたが、トランプ米前政権は対抗馬だった韓国産業通商資源省の兪明希(ユ・ミョンヒ)通商交渉本部長を推す立場を表明。WTOは合意形成を重視するため、選考が実質的に止まり、5カ月以上もトップ不在の状況が続いた。

 こうした中、兪氏が今月5日、候補を辞退すると発表。米通商代表部(USTR)も同日、オコンジョイウェアラ氏の支持を表明したことで、同氏の就任が確実になった。

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