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国連人権理事会でスー・チー氏らの即時解放求める決議採択 文言で中露に妥協

12日、ミャンマー最大都市ヤンゴンで、アウン・サン・スー・チー氏の解放を求めデモ行進する市民ら(共同)
12日、ミャンマー最大都市ヤンゴンで、アウン・サン・スー・チー氏の解放を求めデモ行進する市民ら(共同)

 【ロンドン=板東和正】国連人権理事会は12日、国軍がクーデターで全権を掌握したミャンマーに関する特別会合をスイス・ジュネーブで開き、拘束されたアウン・サン・スー・チー国家顧問らの即時解放を求める決議を全会一致で採択した。決議に拘束力はない。

 特別会合をめぐっては、ミャンマー国軍と関係が近い中国やロシアが「ミャンマーの内政問題だ」として開催に反発。人権理は両国から賛同を得るため、決議内容で妥協を余儀なくされた。

 決議は英国と欧州連合(EU)が提出した。EUは特別会合で「ミャンマーで行われた軍事クーデターを最も強い言葉で非難する」との声明を発表したが、採択された決議では、クーデターという言葉は用いられず、「2月1日のミャンマー国軍による非常事態宣言」に「深い憂慮」を表明するにとどまった。

 また、当初、抗議デモに対し暴力的な弾圧を行わないよう国軍に強く求めていたくだりは、対象を当局に限定せずに「暴力を行使しないで、人権や法の支配を全面的に尊重する」ことを求める表現となった。

 一方で英国は特別会合の場で、ミャンマーの議員約300人が「不当逮捕などの深刻な人権侵害が行われている」と人権理に訴えた書簡を明らかにした。

 国連安全保障理事会も4日、スー・チー氏らの即時解放を求める報道声明を出しているが、「非難」や「クーデター」という言葉は盛り込まれなかった。

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