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ミャンマー、ゴム弾で女性重体 デモ参加者は増加の一途

9日、ミャンマーの首都ネピドーで、デモ参加者に放水する警察当局(ロイター)
9日、ミャンマーの首都ネピドーで、デモ参加者に放水する警察当局(ロイター)

 【シンガポール=森浩】国軍によるクーデターがあったミャンマーで9日、4日連続となる抗議デモが起きた。地元メディアは全土で数十万人が参加したと報じている。首都ネピドーでは警官隊がデモ参加者にゴム弾を発砲して4人が負傷、うち女性1人が重体のもよう。主要都市では集会禁止令が出されたが、デモ参加者は増加の一途で、各地で緊張が高まっている。

 地元メディアによるとネピドーで9日、1万人を超える市民が集まり、軟禁されているアウン・サン・スー・チー国家顧問らの解放を求めた。警官隊は威嚇発砲や放水なども行って、強制排除に乗り出した。

 最大都市ヤンゴンでは一部の橋で、市内に向かうデモ隊を警官隊がバリケードなどで制止し、にらみ合う場面があった。国内第2の都市、マンダレーではデモに参加した少なくとも27人が拘束された。

 国軍は8日夜にヤンゴンとマンダレーで5人以上の集会を禁じ、9日にネピドーなどにも対象を拡大。夜間外出禁止令も出した。

 国内ではクーデターへの抗議として、公務員や医療従事者、教育関係者らの間でストライキも広がってきた。ヤンゴンではストで休業した金融機関もあった。

 国軍トップのミン・アウン・フライン総司令官は8日夜、国営テレビでクーデター後初の演説を行い、抗議デモについて「感情ではなく事実を優先すべきだ」などと述べた。

 同総司令官は演説で、スー・チー氏率いる国民民主連盟(NLD)が圧勝した昨年11月の総選挙で「不正があった」と改めて主張し、クーデターを正当化。

 非常事態宣言が終了する1年後に「再び選挙を実施し、勝利した政党に権力を移譲する」と述べた。軟禁中のスー・チー氏についての言及はなかった。

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