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米投票集計機メーカー、トランプ陣営やFOX司会者相手に訴訟相次ぐ

トランプ前大統領(ゲッティ=共同)
トランプ前大統領(ゲッティ=共同)

 【ニューヨーク=上塚真由】昨年11月の大統領選をめぐり、選挙結果を不正に操作したとの偽の主張を広めて名誉を毀損(きそん)されたとして、複数の米投票集計機メーカーが、トランプ前大統領の弁護士や、保守系メディアFOXニュースの司会者らに損害賠償を求める訴訟が相次いでいる。トランプ陣営が展開した不正選挙の主張は、連邦議会議事堂の襲撃事件にも発展し、訴訟を通じて責任の所在が明らかになるかも注目されている。

 4日に提訴したのは、大手投票集計機メーカー「スマートマティック」。FOXニュースと、同局でニュース番組を持つ司会者3人、また、トランプ氏の個人弁護士であるルドルフ・ジュリアーニ元ニューヨーク市長、トランプ陣営の代理人を務めたシドニー・パウエル弁護士に対し、約27億ドル(約2850億円)の損害賠償を求めている。

 訴状では、ジュリアーニ、パウエル両氏が「トランプ氏の人気を利用してもうける」ために、票が盗まれたとの偽の話を作り、スマートマティックを悪者に仕立て上げたとした。また、FOXニュースについては、「視聴者の支持を保つために話を利用した」と指摘。票の改竄(かいざん)のほか、ベネズエラのチャベス前大統領がスマートマティックを設立した、同社のシステムはカリフォルニア州ロサンゼルス郡のみで使われたが、トランプ氏が敗北した6つの接戦州で使用された-などの偽の情報を広めたとしている。

 このほか、米投票集計機メーカー「ドミニオン・ボーティング・システムズ」が先月、ジュリアーニ、パウエル両氏に対して、同様の訴訟を起こしている。

 FOXニュースは、「われわれは2020年の選挙報道を誇りに思っており、無益な訴えには法廷で精力的に戦う」との声明を発表。ただ、提訴された一人で、熱心なトランプ氏の擁護者として知られるルー・ドブス氏が司会を務める番組が5日に終了。FOX側は、「定期的な番組変更の一環」とするが、投票集計機メーカー側の相次ぐ提訴を受け、番組編成にも影響が出ている。

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