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EUワクチン不足 「大量生産、考えるべきだった」 欧州委トップが計画過ち認める

EUのフォンデアライエン欧州委員長(ゲッティ=共同)
EUのフォンデアライエン欧州委員長(ゲッティ=共同)

 【パリ=三井美奈】欧州連合(EU)で新型コロナウイルスのワクチンが不足していることについて、フォンデアライエン欧州委員長は5日付の仏紙ラクロワで「問題を過小評価した」と述べ、計画に過ちがあったことを認めた。

 欧州委は昨年、複数の製薬会社と計23億回分の購入で合意し、加盟国は年末にワクチン接種を一斉に開始した。だが、1月には製造元が相次いで供給削減を表明。各国が接種計画の見直しを迫られた。フォンデアライエン氏は「ワクチン開発に気を取られていた。大量生産について、もっと考えるべきだった」と述べ、見通しの甘さがあったと指摘した。

 英オックスフォード大などの調査によると、4日現在、EU加盟国の接種率は、ドイツが3・6%で最高。これに対し英国は16%で、大きな格差がある。英国がワクチン購入の決定でEUに先んじたことが、供給体制の差につながったためで、フォンデアライエン氏は「加盟27カ国に、契約に同意するか否かを尋ねるだけで5日かかる。それが遅れにつながった」とEUの弱点を認めた。そのうえで、ワクチンの生産網作りや経済対策では、EU共同の取り組みに利があると主張した。

 EUでは現在、ワクチン生産の増強を進めており、仏製薬大手サノフィや独製薬大手バイエルなどが、他社のワクチン生産を支援すると発表した。

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