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イランが韓国人船員ら解放も帰国できず タンカー拿捕事件

イラン革命防衛隊に拿捕された韓国船籍の石油タンカー=4日、ペルシャ湾(タスニム通信提供・AP=共同)
イラン革命防衛隊に拿捕された韓国船籍の石油タンカー=4日、ペルシャ湾(タスニム通信提供・AP=共同)

 【ソウル=桜井紀雄】中東・ホルムズ海峡近くのペルシャ湾でイランが韓国船籍のタンカーを拿捕した問題で、イラン政府は3日までに、抑留されていた船員19人を解放することを決めた。韓国外務省によると、崔鍾建(チェ・ジョンゴン)第1外務次官が2日、イランのアラグチ外務次官との電話会談で伝えられた。1月4日の拿捕以来、解放は約1カ月ぶり。

 イラン外務省は2日、「人道主義的措置で出国を許可する」と発表した。ただ、韓国人船長と船は海洋汚染容疑での司法手続きのために留め置かれる。船を運航するには要員が必要で、ミャンマー人ら他の船員らもすぐに帰国できない状況だという。韓国政府は、早期の帰国実現に向けてイラン側に働きかけていく方針。

 タンカーの拿捕は、米国の対イラン制裁に伴って原油代金約70億ドル(約7300億円)が韓国の銀行に凍結されたままであることから、イランが問題解決を迫って韓国に圧力をかけたとの見方が強かった。

 韓国の聯合ニュースは3日、韓国政府が凍結資産をイランの国連分担金支払いに充てることを決め、米国との協議もほぼ終えたと報じた。交渉の進展が今回の解放につながった可能性もありそうだ。

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