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台湾「恫喝」強める中国…米は防衛支援「義務ある」

掲揚される中国国旗=北京(ロイター)
掲揚される中国国旗=北京(ロイター)

 【北京=三塚聖平、ワシントン=黒瀬悦成】中国が台湾への恫喝(どうかつ)を強めている。中国国防省の報道官は29日までに「台湾独立は戦争を意味する」と警告。バイデン米新政権の発足後も米台が連携を強めていることへの警戒を示したが、米国への直接批判は抑えている。

 国防省の呉謙(ごけん)報道官は28日の記者会見で、中国の軍用機が台湾の防空識別圏への進入を活発化させていることについて「外部勢力の干渉と台湾独立勢力の挑発に対する厳正な反応だ」と主張。その上で「火遊びをする者は必ず自ら焼け死ぬ。台湾独立は戦争を意味する」と圧力をかけた。

 対台湾政策を主管する国務院(政府)台湾事務弁公室の朱鳳蓮(しゅほうれん)報道官も27日に「武力行使を放棄せず、あらゆる必要な措置をとる選択肢を残す」と強調した。

 呉氏は「台湾問題は中国の内政で、いかなる外部からの干渉も許さない」と米国を念頭に牽制(けんせい)したが、バイデン政権については「現在、中米両国と両軍の関係は新たな歴史の出発点にある」と述べ、対話や協力を呼び掛けている。

 一方、米国防総省のカービー報道官は28日の記者会見で、呉氏の発言について「なぜ台湾をめぐる緊張状態が衝突に発展しなければならないのか、理由が見当たらない」と述べ、中国側に挑発的な発言を慎むよう促した。カービー氏は、「(呉氏の発言は)不穏当だ」とも批判し、「米国には、台湾関係法で定められた(台湾防衛を支援する)義務がある」と指摘した。

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