トランスジェンダーの米軍入隊容認 バイデン米大統領、前政権の方針転換
【ワシントン=黒瀬悦成】バイデン米大統領は25日、心と体の性が異なるトランスジェンダーの米軍入隊を認めるよう改めて命じる大統領令に署名した。
米軍ではオバマ元政権の2016年、現役の将兵がトランスジェンダーと公言しても除隊にならない措置が導入されたほか、17年7月からトランスジェンダーの新規入隊を認める方針も決めていた。
しかし、17年1月に発足したトランプ前政権はトランスジェンダーの入隊に反対の立場を示し、国防総省は19年4月、性別適合手術やホルモン投与が必要な者の入隊を禁じていた。