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ナワリヌイ氏の釈放求めた露デモ 参加者を多数拘束 

17日、モスクワの空港で入国審査場に立つナワリヌイ氏(中央)と妻。ナワリヌイ氏はこの後、拘束された(AP)
17日、モスクワの空港で入国審査場に立つナワリヌイ氏(中央)と妻。ナワリヌイ氏はこの後、拘束された(AP)

 【モスクワ=小野田雄一】毒物襲撃事件に遭い、治療先のドイツから帰国した直後の17日に拘束されたロシアの反体制派指導者、ナワリヌイ氏の釈放を求めるデモが23日、露各地で行われた。デモは同氏が主宰する団体「汚職との戦い基金」が呼びかけた。新型コロナウイルス対策を理由にデモや集会を禁じている露政権側は、公共の秩序を乱したなどとして、各地で多数の参加者を拘束した。

 ナワリヌイ氏の拘束をめぐり、米国や欧州連合(EU)はロシアを非難し、即時釈放を要求。ロシアは「内政干渉だ」と反発してきた。デモに力で対処したことで、露政権は欧米側とのさらなる対立激化も辞さず、国内の引き締めを強化する姿勢を鮮明にした。

 地元メディアによると、極東地方の主要都市ハバロフスクでは約1千人がデモに参加。地元治安当局が「大量の拘束」を行った。極東ウラジオストクでも数百人がデモに参加し、当局が取り締まりを行った。

 デモに先立つ21日、当局は無許可デモへの参加を呼びかけたとして複数の同団体幹部を拘束。デモの日時や場所を告知したサイトも接続がブロックされた。

 プーチン政権批判の急先鋒(きゅうせんぽう)として知られるナワリヌイ氏は昨年8月、露国内線の旅客機内で意識不明となり、露病院を経て独病院に移送。欧米側の調査機関は旧ソ連開発の神経剤「ノビチョク」系の毒物で同氏が襲撃されたとの分析結果を公表した。

 英調査報道団体は昨年12月、「露連邦保安局(FSB)が事件を実行した」とする独自の調査結果を発表。露政権は事件への関与を否定している。

 過去の事件で執行猶予中だったナワリヌイ氏は今月17日、定期的な出頭義務を怠ったとして露司法当局に拘束された。同氏は今後、長期間にわたり投獄されるとの観測が出ている。

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