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【再起動 米国と世界】「幻想は抱くな」 中国、持久戦を覚悟 民主主義国の連携を警戒

 「トランプと同様にバイデンにも幻想は抱くな」

 20日に就任したバイデン米大統領に対し、中国の学者やメディア関係者が口をそろえるように戒める。4年前、トランプ前大統領の就任時には「トランプ氏はビジネスマンだから取引ができる相手だ」との見方が広がったが、制裁関税など対中強硬策の連発で淡い期待は幻想に終わった。

 トランプ前政権の4年間を通じて中国が得たものもある。貿易やハイテク、安全保障など幅広い分野で米中対立の長期化が避けられないと悟ったことだ。昨年7月、習近平国家主席が主宰した中国共産党の重要会議では「われわれがぶつかっている多くの問題は中長期のもので、持久戦の観点から認識すべきだ」との号令が掛けられた。

 民主党のバイデン政権は、新疆(しんきょう)ウイグル自治区や香港などの人権問題でトランプ前政権以上に厳しい態度で臨む見通しだ。そうした中で、中国は新政権が重視する気候変動問題で協力を呼び掛け、北朝鮮やイランの核問題、新型コロナウイルス対策などで米国との接近を狙っている。

 国際関係に詳しい北京の中国人学者は「バイデン政権は当面、新型コロナ対応に集中せざるを得ない。中国が具体的な提案をすることで、新たな対米関係を自ら作り出すことができる状況にある」と中国主導の仕切り直しを強調する。

 米中のハイレベル対話は、昨年6月に中国外交担当トップの楊潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)(よう・けつち)共産党政治局員とポンペオ国務長官(当時)がハワイで会談したのが最後とみられるが、対話再開へ習氏が米国に特使を送るとの見通しもささやかれている。

 一方、習指導部が神経をとがらせているのが米国と同盟国との関係強化だ。

 「『D10』が実現するか中国は相当警戒している」

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