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【千夜一夜】マスクせず、エジプトでは罰金 でも実情は… 

 年が明けて寒さが厳しくなってきたエジプトで、新型コロナウイルス感染防止の対策が強化された。先月下旬に1日当たりの新規感染者数が1千人を超え、今月3日からマスクを着けていない者には50エジプト・ポンド(約330円)の罰金が科されることになった。

 マスク姿の人は増えたようにみえる。しかし、街では交通整理の警官も「気にはしていますよ」といわんばかりにマスクを顎に下げるだけで、していない人も堂々と警官の前を通り過ぎる。

 残念なのは、感染防止対策としてカフェでのシーシャ(水たばこ)禁止が続いていることだ。小さなグラスの紅茶をすすりながらのんびりシーシャを吸っていると、いろんな悩みが頭からすっかり抜けたものだ。

 「シーシャに関わる仕事をしていた人が職にあぶれて困っている」という話も聞いた。ソーシャルディスタンス(社会的距離)を守っていなかったとして、当面の閉鎖を言い渡されたモスク(イスラム教礼拝所)も出ているという。

 半面、臨時収入に顔をほころばせる業種もある。仕事柄、しばしばPCR検査を受けるが、翌朝に結果をもらうには3200エジプト・ポンドも払わなくてはならない。こんな時期に海外に出かけるのは富裕層か外国人ぐらい。「取れるところから取ろう」ということか。(佐藤貴生)

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