PR

ニュース 国際

ペロシ下院議長、ペンス氏にトランプ氏解任求める決議案の採決を発表 解任拒否の場合は弾劾訴追決議を開始へ

8日、米ワシントンの連邦議会議事堂で取材を受けるペロシ下院議長(UPI=共同)
8日、米ワシントンの連邦議会議事堂で取材を受けるペロシ下院議長(UPI=共同)

 【ワシントン=黒瀬悦成】ペロシ米下院議長は10日、米連邦議会議事堂がトランプ大統領の支持勢力に襲撃・占拠され5人が死亡した事件で、トランプ氏が支持勢力を扇動したとして米憲法修正25条を適用して同氏を解任するようペンス副大統領に要求する決議案を11日に下院本会議で採決すると発表した。ペンス氏が解任に応じない場合はトランプ氏の弾劾訴追手続きを開始すると警告しており、残り任期が10日となったトランプ氏は窮地に立たされようとしている。

 ペロシ氏は民主党議員らに向けた書簡で「大統領はわが国の憲法と民主主義に対する喫緊の脅威であり、私たちは直ちに行動する必要がある」と強調した。

 修正25条の規定では、副大統領と閣僚の過半数が「大統領は職務遂行不能な状態にある」と判断した場合、大統領を解任して副大統領を大統領代行にすることができる。

 11日の下院本会議では、下院民主党ナンバー2のホイヤー院内総務が決議案について全会一致での可決を呼びかける。ただ、共和党議員の反対で全会一致は阻止されるのが必至であるため、改めて決議案を審議の上で賛成多数で可決される見通しだ。ペンス氏には24時間以内の回答を求めるとしている。

 ペンス氏が25条の適用に応じなかった場合、民主党からトランプ氏の弾劾訴追決議案(起訴状)が週内に下院に提出され、可決される運びとなる。

 トランプ氏は2019年、下院で弾劾訴追を受け、上院の弾劾裁判では無罪となった。米大統領が任期中に2回も弾劾の対象となるのは初めて。

 ただ、上院での弾劾裁判に関し、民主党のクライバーン院内幹事は10日のCNNテレビの番組で、トランプ氏の任期が20日に切れることから、バイデン次期政権下で行われる可能性があると明らかにした。

 その場合、上院での次期政権の閣僚の指名承認手続きを優先させるため、弾劾裁判は政権発足後バイデン次期大統領が就任して100日後以降に開始されるとの見通しを示した。

関連トピックス

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ