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バイデン氏の米大統領選当選が確定 トランプ氏は「秩序立った移行」約束

米東部デラウェア州ウィルミントンで演説するバイデン次期大統領=2020年12月29日(ロイター=共同)
米東部デラウェア州ウィルミントンで演説するバイデン次期大統領=2020年12月29日(ロイター=共同)

 【ワシントン=黒瀬悦成】米上下両院合同会議は7日未明、昨年11月の大統領選で勝利した民主党のジョー・バイデン前副大統領(78)の当選を公式に確定させた。合同会議は6日に始まったが、共和党のトランプ大統領の支持勢力が議会議事堂に乱入したため、確定手続きは一時中断された。大統領選の法的手続きを締めくくる議事は、米民主主義の象徴の一つである議会議事堂が蹂躙(じゅうりん)されるという前代未聞の事態に見舞われた。

 FOXニュースなどによると、議事堂敷地内で女性1人が銃で撃たれ死亡。他にも3人の死亡が確認された。52人が逮捕された。

 トランプ氏の支持勢力は上院の本会議場を占拠したほか、下院本会議場にも乱入を図り、進行役のペンス副大統領や上下両院議員らは議場から避難を強いられた。数時間後、連邦捜査局(FBI)の要員が議事堂から侵入者を排除し、議事堂周辺の警備のため州兵部隊約800人も動員。確定手続きが再開された。

 その結果、昨年12月に全米各州(首都ワシントンを含む)で行われた大統領選挙人による投票でバイデン氏が選挙人計538人のうち過半数の306人を獲得したことが確認された。

 手続きでは東部ペンシルベニア州などの結果に異議が申し立てられたが、いずれも否決された。バイデン氏は1月20日に第46代大統領に就任する。トランプ氏は声明で「秩序立った政権移行」を約束した。

 ホワイトハウス前広場では合同会議直前、トランプ氏が数万人を前に演説し、選挙に不正があったと主張して支持者らに議事堂へのデモ行進を呼びかけた。トランプ氏はペンス氏に合同会議で大統領選の結果を確定させないよう求めたが、ペンス氏は権限がないと要請を拒否。これで失望感を強めたトランプ氏の支持勢力が議事堂に乱入した。

 トランプ氏はツイッターに動画を投稿し、デモ隊に「気持ちは分かるが自宅に戻ってほしい」と呼びかけた。一方、バイデン氏は「これは異議申し立てではない。ほとんど反乱だ。民主主義と法の支配に対する攻撃だ」と非難した。

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