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台湾に「親しみ」78%、コロナ対策57%「評価」、日本人の意識調査、対中感情との差浮き彫り

台湾の蔡英文総統=台北(総統府提供・共同)
台湾の蔡英文総統=台北(総統府提供・共同)

 昨年11月に行われた「日本人の台湾に対する意識調査」で、「台湾に親しみを感じる」との回答が77・6%に上り、新型コロナウイルス感染症について56・7%が「感染者数や死亡者数が少ない」と台湾の状況を評価していることが分かった。台北駐日経済文化代表処(台湾の駐日大使館に相当)が6日、発表した。

 この調査は同代表処が都内の一般社団法人、中央調査社に委託し、2016年から行っているもので、今回は5回目。昨年11月14~26日、北海道から沖縄県まで20~80代の計1000人を対象に、インターネットと電話で回答を得た。

 台湾に親しみを感じるとの答えは16年に66・5%だった。好感度は4年間で11ポイント以上アップしている。

 親近感の理由を聞いたところ、77・8%が「台湾人は親切で友好的」、43・4%が「歴史的に日本との交流が長い」と答えた。「東日本大震災への支援」との回答も34・8%に上った。

 他方で、日本の民間非営利団体、言論NPOなどが昨年9~10月に行った調査で、中国に「良くない」印象を持つ日本人は89・7%に上っている。日本で対中感情が悪化する一方、台湾への親近感が強まる傾向が浮き彫りになってきた。

 台湾に対する意識調査で「台湾は信頼できるか」との問いに67・6%が「信頼できる」と回答。このうちの60・7%までが「自由と民主主義の価値観」を理由に挙げ、共産党一党独裁の中国との差を印象付けた。

 新型コロナ対策で感染者数の少なさに加え、29・1%が「感染状況に関する情報公開の徹底」と回答するなど、台湾衛生当局によるスピーディーで透明性の高い水際対策を評価した。新型コロナ収束後、台湾に行きたいとの答えは49・9%と2人に1人に上った。

 日台間で懸念される問題として37・5%が「台湾と中国の関係による日本への影響」を挙げた。台湾海峡をめぐる軍事緊張など、中台関係の悪化への関心が高まっている。さらに日台間に残る「漁業問題」9・9%、「領土問題」9・6%なども意識されている。(河崎真澄)

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