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米、きょう上下両院合同会議 板挟みペンス副大統領の議事進行に注目 

米南部ジョージア州の集会で演説するペンス副大統領=4日(ロイター=共同)
米南部ジョージア州の集会で演説するペンス副大統領=4日(ロイター=共同)

 【ワシントン=黒瀬悦成】米大統領選の選挙人投票の結果を公式に確定させる6日の上下両院合同会議に関し、議事進行を取り仕切るペンス副大統領がどのような行動を取るかが注目されている。ペンス氏の役割は形式的なものにとどまるが、トランプ大統領は民主党のバイデン前副大統領が勝利した選挙結果を認めないようペンス氏を強く牽制しており、同氏は苦しい立場に置かれつつある。

 6日の合同会議では、昨年12月14日に全米各州(首都ワシントンを含む)で選挙人投票の結果を上下両院議員が各州ごとに承認し、バイデン氏の勝利を確定させる。米憲法修正12条に基づく手続きで、議事進行役を務めるペンス氏に選挙結果に異議をはさむ権限は与えられていない。

 しかし、トランプ氏は5日朝、ツイッターで「副大統領は不正に選ばれた選挙人を拒否する権利がある」と主張し、ペンス氏に選挙人投票の結果を受け入れないよう暗に求めた。

 米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)はペンス氏が5日昼、副大統領には選挙結果の確定を阻止する権限はないとの見方をトランプ氏に伝え、同氏の主張の打ち消しを図ったと報道。これに対しトランプ氏は声明を出し、報道を「偽ニュースだ」と断じた上で「副大統領と私の立場は一致している」と述べてペンス氏が選挙結果の確定を阻止することに自信を示した。

 合同会議ではバイデン氏勝利の結果が覆る可能性はないとみられているものの、共和党の下院議員百数十人と上院議員13人が選挙結果の確定に反対しており、審議や採決で議事が大幅に長引く公算が大きい。

 トランプ氏の忠臣として知られるペンス氏は、2024年以降の大統領選への出馬が取り沙汰され、トランプ氏や同氏の支持層の反発を招くような行動は避けたいところだ。しかし、合同会議で憲法の規定から逸脱した措置に踏み切れば、一般世論から政治生命に関わる失態と見なされる恐れも強く、ペンス氏は土壇場での綱渡りを強いられている。

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