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【ソウルからヨボセヨ】2人の格別な門出

新型コロナウイルスの感染再拡大後、活気を失ったソウルの中心街・明洞(聯合=共同)
新型コロナウイルスの感染再拡大後、活気を失ったソウルの中心街・明洞(聯合=共同)

 友人の若い韓国人男性が先日、ソウルで結婚式を挙げた。新婦は台湾出身。留学先の日本で10年前に出会い、愛を育んできた国際カップルだが、挙式までには幾重もの「壁」が立ちはだかった。

 もともと昨年5月に予定していた式は、新型コロナウイルスの感染拡大で12月に延期された。直面したのは、新婦の両親を台湾から招待できるかという問題だ。韓国当局は人道上必要な場合、査証(ビザ)を発給しているが、新郎新婦はビザが下りるまで気が気でなかったという。

 一方、日本に留学中の新婦の弟はビザがもらえず、ビデオメッセージによる“遠隔出席”となった。

 ソウル市は感染の第3波に見舞われ、5人以上の集まりを禁止。結婚式については50人未満を条件に例外的に認めていたが、当局は制限のさらなる強化を検討していた。新郎新婦や関係者は日々増減する感染者数に気をもみつつ、式前日まで「本当に開けるのか」と不安が続いた。

 新婦の両親は入国後2週間の隔離も甘受し、迎えた本番。出席者の大半はマスク姿だったものの、新郎新婦や両家の両親の晴れやかな表情は格別だった。コロナ禍という特殊な環境の下で挙式にこぎつけた2人だけに、どんな荒波も乗り越えていってほしい。(桜井紀雄)

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