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香港紙創業者を再び収監 最高裁が政府の訴え認める

31日、審理のため香港終審法院に到着した香港紙、蘋果日報(リンゴ日報)創業者の黎智英氏(共同)
31日、審理のため香港終審法院に到着した香港紙、蘋果日報(リンゴ日報)創業者の黎智英氏(共同)

 【台北=矢板明夫】香港終審法院(最高裁)は31日、香港国家安全維持法(国安法)違反と詐欺罪で起訴された大手紙、蘋果(ひんか)日報の創業者で、実業家の黎智英(ジミー・ライ)氏について、保釈を認めた香港高等法院(高裁)の決定に対する政府の不服申し立てを認め、2月1日に審理することを決めた。

 政府は不服申し立ての判断が下されるまで、黎氏を勾留することも求めていたが、最高裁はこれを認め、黎氏は再び収監された。

 香港紙などによると、出廷した黎氏は裁判所の判断を冷静に聞いた後、家族と抱き合って別れを告げた。傍聴した民主活動家や支持者たちは、連行される黎氏に「頑張れ」「体を大切に」などと声をかけた。

 香港の民主化運動を長年支援してきた黎氏は詐欺罪で起訴され、12月3日に収監された。高裁は23日、保釈金1千万香港ドル(約1億3千万円)などの厳しい条件付きで保釈を認めたが、中国共産党機関紙、人民日報などが激しく批判。香港の司法行政当局は最高裁に不服申し立てを行い、黎氏の再収監を求めていた。

 中国・香港政府の要求通り、黎氏が再収監されたことで、司法の独立への懸念が改めて高まりそうだ。

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