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コロナの中、クリスマスと年末を迎える世界 海外特派員リポート

 世界は新型コロナウイルス禍の中でクリスマスや年の瀬を迎えた。パリ、ニューヨーク、モスクワ、北京、台北の人々や在留邦人の暮らしぶりを特派員がリポートする。

街角の帰省前検査に続々

■パリ

 フランスでは年末年始も夜間外出が禁止され、飲食店の閉鎖が続く。

 パリの街角では、あちこちに新型コロナウイルスの抗原検査テントが立つ。だれでも無料、予約なしで受けられ、結果判明まで15分。帰省や出国を控えた人たちが続々訪れる。

23日、パリで新型コロナの抗原検査のテントに並ぶ人たち(三井美奈撮影)
23日、パリで新型コロナの抗原検査のテントに並ぶ人たち(三井美奈撮影)
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 劇団員のエルザ・マドレーヌさん(34)は「ブルゴーニュ地方の両親は高齢なので、実家に帰る前に念のため検査に来ました」と話す。クリスマスは毎年、一族20人で集まる習慣だが、今年は「集会は6人まで」の規制に従い、両親と兄の4人で食卓を囲むという。劇場は閉鎖が続き、「毎日芝居の稽古をしていますが、いつ上演できるか…」と不安を語った。仏紙パリジャンによると、PCRと抗原検査の実施数は先週急増し、18日だけで全国で50万件にのぼった。

 帰省シーズンを迎えたパリ・リヨン駅も、例年の混雑はない。実家に戻る電車を待っていた研究者、ブリューノ・ドメさん(52)は今春、父親を新型コロナで亡くした。ドイツに住む妹が帰国するには、PCR検査が必要だった。「国境を越える移動は大変。先週、9カ月ぶりに妹と会えた。家族の絆をしみじみ感じた」と話す。

 シャンゼリゼ通りは今年も鮮やかなイルミネーションが輝くが、午後8時には人影が消える。高級ブランド店は一部の人気店をのぞくと客はまばらだ。

 フランスの年末のごちそうはフォアグラやカキ、シャンパンが定番。今年はレストラン閉鎖で、高級品が小売店に並ぶ。パリの鮮魚店主は「1尾40ユーロ(約5千円)のオマールエビがよく売れる。外食できないので、『家でぜいたくする』という人が多い」と話す。

 仏政府の23日の発表によると、1日当たりの感染者は1万4000人以上。クリスマス・イブの24日に限り、夜間外出令は解禁される。(パリ 三井美奈)

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