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中露の戦略爆撃機、日本海上空で合同パトロール 昨年に続き2度目

 【モスクワ=小野田雄一、ソウル=名村隆寛】ロシア国防省は22日、中国人民解放軍と合同で、日本海と東シナ海の上空で戦略爆撃機計6機によるパトロールを同日実施したと発表した。韓国軍合同参謀本部は同日、合同パトロールに関し、中露の軍用機が相次ぎ韓国の「防空識別圏」に進入したと発表した。

 アジア太平洋地域での中露合同パトロールは2019年7月に続き2回目。

 露国防省によると、ロシア側から2機、中国側から4機がパトロールに参加。両国の軍事協力の深化・発展が目的で、特定の第三国に向けたものではないとした。他国の管轄空域には入らなかったとも説明した。

 韓国軍によると、韓国時間の22日午前8時過ぎに中国軍機4機が朝鮮半島南西の東シナ海で中国と管轄権を争う暗礁、離於島(イオド)付近から韓国の「防空識別圏」に進入。ロシア機は15機だった。これらのうち2機は竹島(島根県・隠岐の島町)付近を通過した。

 韓国軍は戦闘機を発進させたが、領空侵犯はなかったという。中国側からは事前に「通常の訓練」との通報があったという。ロシアは韓国の防空識別圏は一方的に設定されたものであり、進入に際して事前通告の義務はないとの立場を取っている。

 19年の合同パトロールの際には、韓国軍が竹島周辺で、領空侵犯をしたとされるロシアの空中警戒管制機に警告射撃を行い、日本の自衛隊機も緊急発進した。

 中露両国は近年、中国がロシアの軍事演習に参加したり、ロシアが弾道ミサイルの早期捕捉システムの開発で中国を支援したりし、「準軍事同盟」とも称される関係を構築。軍事専門家の間では、中露にはアジア太平洋地域に強い影響力を持つ米国を牽制する思惑があるとの見方が強い。

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