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台湾で新造軍艦2隻引き渡し 中国圧力を牽制

蔡英文総統(総統府提供・共同)
蔡英文総統(総統府提供・共同)

 【台北=矢板明夫】台湾が自主建造し「空母キラー」と呼ばれるミサイル・コルベット艦の命名・進水式と新型の高速機雷敷設艇の引き渡し式が15日、北東部・宜蘭県の竜徳造船所で行われ、蔡英文総統や軍首脳らが出席した。蔡氏はコルベット艦を「塔江」と命名し、海軍への新艦艇の追加は「全方位で(台湾の)海を守る決心を示すものだ」と強調した。

 塔江は、2015年に就役した沱江(だこう)級コルベット艦を改良した2番艦で、量産型としては1番艦となる。排水量は改良前の約500トンから大型化し約700トン。名前は台湾の原住民パイワン族の集落を流れる川から取った。超音速対艦ミサイルのほか、改良前になかった対空装備を追加。高速を生かして空母など大型艦を攻撃する任務を負う。

 来年7月に就役予定で、中国海軍の初の空母「遼寧」や初の国産空母「山東」の動きを牽制(けんせい)する役割があるといわれる。台湾海軍は23年までにさらに2隻の量産を見込む。

 また、新型の高速機雷敷設艇(約350トン)も自主設計で、機雷の敷設作業を自動化し、中国軍の侵攻時に速やかに港や海岸線を封鎖する。21年末までに計4隻を建造する。

 蔡氏は11月下旬、南部・高雄市で潜水艦の着工式にも出席した。米大統領選から来年1月20日の次期大統領就任式までの「移行期」に、中国軍が台湾周辺で行動を活発化させていることを踏まえ、軍事圧力に屈しない姿勢を内外にアピールする狙いがあるとみられる。

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