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バイデン氏勝利、実質確定へ 14日に大統領選挙人投票 

9日、米デラウェア州ウィルミントンで、次期国防長官にロイド・オースティン退役陸軍大将(右)を指名するバイデン次期大統領(ゲッティ=共同)
9日、米デラウェア州ウィルミントンで、次期国防長官にロイド・オースティン退役陸軍大将(右)を指名するバイデン次期大統領(ゲッティ=共同)

 【ワシントン=黒瀬悦成】米大統領選は14日、全米50州と首都ワシントンに割り当てられた大統領選挙人による投票が各地で行われる。一般投票の勝利が確定した民主党のバイデン前副大統領が当選に必要な大統領選挙人の票を正式に獲得する見通し。一方、敗れた共和党のトランプ大統領は13日、ツイッターでの投稿で今回の大統領選を「米国史上最も腐敗した選挙だ」と主張して徹底抗戦の構えを崩しておらず、選挙結果の正式な確定まで曲折も予想される。

 バイデン氏は一般投票の結果、50州と首都に割り当てられた大統領選挙人計538人のうち、勝利に必要な過半数を上回る306人の選挙人を確保した。

 大統領選挙人投票では過去に一部の選挙人がその州の選挙結果に従わず対立候補に投票することが起きているものの、14日の投票では基本的に各州と首都での一般投票の選挙結果を反映し、バイデン氏の勝利が実質的に確定する見通しだ。

 選挙人投票は来年1月6日に上下両院合同会議で開票・集計され、議員からの異議申し立てがなければバイデン氏の当選が正式に確定する。

 これに対し、トランプ氏とその陣営、支持勢力は「選挙に不正があった」などとして選挙結果の無効を求める訴訟攻勢を展開。ただ、不正を裏付ける具体的な証拠が提示されないことから、訴えはことごとく退けられている。NBCテレビによれば11日現在、少なくとも56件提起された訴訟のうち46件が退けられるか、取り下げられるかしたという。

 また、連邦最高裁は8日と11日、関連の訴訟をそれぞれ退けており、米メディアや専門家の間では今後、訴えが認められて選挙結果が覆る可能性はほぼ消滅したとの見方が支配的だ。

 一方、トランプ氏の支持者ら数千人は12日、ホワイトハウスに近いワシントン中心部で集会を開き、選挙結果は「いんちきだ」と主張して気勢を上げた。

 集会にはトランプ氏を支持する右翼団体「プラウドボーイズ」も参加し、夜になって極左過激勢力「アンティーファ(ANTIFA)」とみられるグループと衝突した。米紙ワシントン・ポストによると4人が何者かにナイフで刺され負傷したほか、33人が凶器所持や風紀を乱す行為などの疑いで逮捕された。

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