PR

ニュース 国際

WHO、ファイザーワクチンの使用許可を数週間以内に決定 途上国の実用化に弾み

ファイザーなどが開発した新型コロナウイルス感染症ワクチンの瓶=8日、英領北アイルランド・ベルファスト(ロイター)
ファイザーなどが開発した新型コロナウイルス感染症ワクチンの瓶=8日、英領北アイルランド・ベルファスト(ロイター)

 【ロンドン=板東和正】世界保健機関(WHO、本部・ジュネーブ)のスワミナサン首席科学者は11日、米製薬大手ファイザーなどが開発した新型コロナウイルスのワクチンについて、今後数週間以内に緊急使用許可の是非について決定を下すと述べた。ロイター通信などが報じた。

 ワクチンや治療薬などの承認は各国の保健当局がそれぞれ担当する。しかし、臨床試験(治験)を通して安全性を検証することが困難な発展途上国などは、WHOの緊急使用許可を参考に判断する。WHOが緊急使用許可を出すことで、新型コロナのワクチンを共同購入するWHO主導の枠組み「COVAX(コバックス)」でも、途上国でのワクチン接種を進めることが可能になる。

 WHOは今後、英製薬大手アストラゼネカなどが開発するワクチンについても緊急使用許可の是非について審査するとみられる。

 一方で、先進国によるワクチン買い占めのため、途上国にワクチンが行き渡らない恐れが懸念されている。米デューク大の調査によると、米国や欧州連合(EU)などの先進国が確保したワクチンは4日時点で計約38億回分。途上国は国の数や人口が圧倒的に多いが、計約25億回分と引き離されている。

 国際人権団体アムネスティ・インターナショナルなどで構成する普及団体「民衆のワクチン連盟」は貧困国では来年、10人のうち9人が接種を受けられないとの見通しを示している。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ