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ロヒンギャ難民、水没危機の無人島に移送 進まぬ帰還…問題長期化

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 【シンガポール=森浩】バングラデシュ政府は11日までに、ミャンマーから逃れてきたイスラム教徒少数民族ロヒンギャ難民の一部について、難民キャンプから国内の無人島への移送を開始した。難民の本格的な移送は初めて。島は高潮で水没する可能性も指摘される劣悪な環境だが、バングラデシュ政府は累計86万人(国連まとめ)に達した難民の処遇に苦慮しており、移送を進める方針だ。ミャンマー帰還に向けた作業は停滞し、難民の将来は見通せない状況が続いている。

 大量のロヒンギャ難民は2017年8月、ミャンマー西部ラカイン州で、国軍がロヒンギャ武装集団の掃討作戦に乗り出したことをきっかけに生まれた。

 住民が国境を越えて逃げ込んだバングラデシュ南東部コックスバザールは丘陵地でキャンプとして使える土地が限られているほか、難民の定住化には地元住民が反発している。受け入れは限界に達しつつあり、ベンガル湾の無人島への移送を決め、4日に最初の1600人が到着した。

 国連や人権団体は島の住環境に懸念を表明しているが、バングラデシュ政府は「住居に加え、浸水を防ぐ堤防も建設した」と反論しており、将来的に10万人の移送を実現したい考えだ。

 難民について両政府は18年11月、一度は帰還開始で合意したが、ミャンマー国内で安全が確保される保証がないことから難民に帰還希望者がおらず、その後の協議は停滞している。

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