ビーガン氏“最後”の訪韓、韓国は新政権へ橋渡し期待
【ソウル=桜井紀雄】米国のビーガン国務副長官兼北朝鮮担当特別代表は9日、訪問先の韓国で崔鍾建(チェ・ジョンゴン)第1外務次官らと会談し、米国の政権交代にかかわらず、米韓の信頼関係は堅固で、朝鮮半島情勢の安定的管理に向けて最善を尽くすと強調した。崔氏はトランプ政権の対北対話などの「成果」がバイデン次期政権にも引き継がれるようビーガン氏に「架け橋の役割」を担ってくれるよう求めた。
ビーガン氏は11日までの滞在中、李仁栄(イ・イニョン)統一相ら複数の韓国政府高官との会談を予定しているが、米国の政権交代に伴い、今回が最後の訪韓とみられている。