香港、周庭氏の保釈審理 高裁、上訴申請を受け
昨年6月の香港政府への抗議デモをめぐり、無許可集会扇動罪などで禁錮10月の実刑判決を受けた民主活動家、周庭氏が申請した上訴期間中の保釈について、高等法院(高裁)は9日、可否を審理する。
収監中の周氏は7日、関係者を通じてフェイスブックに日本語のメッセージを寄せ、多くの人から激励を受けたとして、保釈が認められれば「自分で皆さんに直接ありがとうと伝えたい」と表明していた。
周氏は、昨年6月に香港政府の「逃亡犯条例」改正案に抗議する警察本部包囲デモを扇動したとして、今月2日の一審で、民主活動家、黄之鋒氏らとともに禁錮刑を言い渡された。
これに対してポンペオ米国務長官が「勇気ある民主活動家らへの政治的迫害にぞっとする」と表明するなど、国際社会から批判が出ている。(共同)