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次期米国防長官に初の黒人、オースティン氏を指名

ロイド・オースティン氏(AP)
ロイド・オースティン氏(AP)

 【ワシントン=黒瀬悦成】次期米大統領に就任する見通しとなった民主党のバイデン前副大統領は8日、次期政権の国防長官に黒人のロイド・オースティン退役陸軍大将(67)を指名すると発表した。上院が承認すれば、黒人として初の国防長官となる。

 オースティン氏は南部アラバマ州出身。1975年に陸軍士官学校を卒業後、イラク駐留米軍司令官(2010~11年)を務め、同国からの米軍撤収を指揮した。その後は陸軍副参謀長を経て、13~16年に黒人初の中央軍司令官を務め、16年4月に退役した。

 中央軍司令官だった当時は、シリアとイラクで支配地域を急速に拡大したイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)との戦闘を率いた。

 バイデン氏は8日、米誌アトランティック(電子版)での寄稿で、オースティン氏について、オバマ前政権下の副大統領としてイラクの戦地やホワイトハウスの戦況報告室で同氏から助言を受け、同氏の冷静な態度や人格に敬意を抱いてきたと指摘し、「経験豊富な真の兵士であり指揮官だ」と強調した。

 国防長官人事をめぐっては、軍人は退役後7年が経過しなければ就任できないとの法律の規定があり、オースティン氏が就任するには議会が法律の適用免除に応じる必要がある。このため上院の共和、民主両党から指名承認に慎重論が広がるとの見方がでている。

 また、オースティン氏が退役後、米国防企業「レイセオン・テクノロジーズ」の取締役を務めたことを理由に、民主党の急進左派勢力が指名に反発する可能性も指摘されている。

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