インドネシア閣僚、収賄容疑で逮捕
インドネシアの特別捜査機関、汚職撲滅委員会は6日、政府が新型コロナウイルスの経済対策として実施した生活必需品の無料配布をめぐる収賄の疑いで、ジュリアリ社会相(48)を逮捕した。逮捕されたのは同省職員や贈賄側など計5人。
同委によると、ジュリアリ容疑者は5月以降、ジャカルタ首都圏の低所得層や失業者ら向けのコメや油、砂糖などの必需品を用意した指定業者から、総額約170億ルピア(約1億2500万円)の現金を受け取った疑い。業者らに対し、30万ルピア相当の必需品1箱当たり、1万ルピアを手数料として社会省に納入するよう指示しており、同委はこの一部を賄賂として受け取っていたとみている。
先月25日にはエディ前海洋・水産相がロブスターの幼生の輸出をめぐる収賄容疑で逮捕されたばかり。(共同)