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【米大統領選】トランプ氏「最高裁での審理…難しい」 テレビ出演で悲観的見通し

29日、米ワシントンのホワイトハウスの敷地を孫たちと歩くトランプ大統領(ゲッティ=共同)
29日、米ワシントンのホワイトハウスの敷地を孫たちと歩くトランプ大統領(ゲッティ=共同)

 【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米大統領は11月29日、FOXニュースの番組に電話出演し、民主党のバイデン前副大統領が勝利を確実にした大統領選で「大規模な不正があった」と改めて主張し、徹底抗戦の構えを強調した。トランプ氏のテレビ出演は11月3日の大統領選後初めて。

 トランプ氏は一方で、選挙結果の逆転を目指す一連の法廷闘争が相次いで棄却されていることに関し、「弁護団は最高裁判所での審理を望んでいるが、たどり着くのは難しそうだ」と悲観的な見通しも示した。最高裁は、必ずしも上告を受理する必要はない。

 大統領選は全米50州と首都ワシントンに割り当てられた計538人の大統領選挙人の過半数270人を得た者が勝利する。バイデン氏が306人、トランプ氏が232人を固めたが、各州が一般投票の開票結果を最終的に確定する12月8日、選挙人が投票する同14日をにらみ、同氏は選挙に「不正があった」として再集計を求めている。

 米メディアによると、トランプ陣営の要請で中西部ウィスコンシン州で行われた再集計は11月29日終了し、バイデン氏が約2万票差をつけてトランプ氏に勝利したことが確定。再集計で判明した集計ミスを修正したところ、バイデン氏の票が87票上積みされた。

 南部ジョージア州では、知事と州務長官(いずれも共和党)が再集計を経て20日にバイデン氏が勝利したとする選挙結果を確定させた。これを不服とするトランプ陣営の要請で再々集計が行われている。

 中西部ミシガン州は23日にバイデン氏勝利の結果を確定させた。同州の最高裁は同日、「不正があった」とする共和党陣営の訴えを棄却した。

 西部ネバダ州は24日にバイデン氏の勝利を宣言し、結果を確定させた。トランプ陣営は再集計を請求できる。弁護団は「不正」を理由にトランプ氏の勝利を認定するか結果を無効とするよう州地裁に提訴。12月3日に審尋が行われる。

 西部アリゾナ州では11月30日にバイデン氏勝利の選挙結果を確定予定。同州での訴訟は棄却されるか、弁護団が取り下げている。

 東部ペンシルベニア州は24日にバイデン氏勝利の結果を確定させた。トランプ陣営は同州を訴訟攻勢の主戦場に位置付けるが、同州の連邦控訴裁(高裁)は選挙結果を確定させないよう求めた陣営の訴えを棄却した。陣営は最高裁に上告すると表明している。

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