PR

ニュース 国際

「新憲法後は続投せず」ベラルーシ大統領 デモ懐柔狙いか

ルカシェンコ大統領(タス=共同)
ルカシェンコ大統領(タス=共同)

 【モスクワ=小野田雄一】大統領選をめぐる抗議デモが続くベラルーシのルカシェンコ大統領は27日、政権側が検討している新憲法の施行後、「大統領を続投しない」と表明した。医療従事者らとの面談での発言を、国営ベルタ通信が伝えた。

 ルカシェンコ氏はこれまで、デモ側に対し、「大統領権限を分散する憲法改正を行い、その後に次の大統領選を前倒しで実施する」と表明してきた。ただ、改憲の具体的時期などは不明確で、デモ側は「時間稼ぎのための方便にすぎない」などと反発。今回の発言もデモ側は懐柔策だと受け止め、デモが収束する可能性は低いとみられる。

 ルカシェンコ氏はこの日、「新憲法は私のために準備しているのではない。新憲法下では私は大統領を続投しない」と述べた。

 ルカシェンコ氏はこれに先立つ26日、後ろ盾とする隣国ロシアのラブロフ外相と会談。ベラルーシの不安定化を懸念するロシアはルカシェンコ氏の改憲の提案に支持を表明してきた。今回のルカシェンコ氏の発言には、混乱の早期収束を望むロシア側の意向が働いていた可能性もある。

 「欧州最後の独裁者」とも呼ばれるルカシェンコ氏は1994年からベラルーシを統治してきたが、近年は人気が低迷。同国中央選管がルカシェンコ氏の6選を発表した今年8月9日の大統領選以降、選挙は不正だったとして同氏の退任を求める反体制派勢力や民衆の抗議デモが続いている。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ