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トルコで337人に無期懲役 クーデター未遂事件で

トルコのエルドアン大統領(ゲッティ=共同)
トルコのエルドアン大統領(ゲッティ=共同)

 【カイロ=佐藤貴生】トルコで2016年に起きたクーデター未遂事件で、同国の首都アンカラの裁判所は26日、500人近い被告のうち337人の軍幹部らに無期懲役の判決を言い渡した。英BBC放送(電子版)などが伝えた。

 エルドアン大統領は事件後、軍幹部らの摘発を進めて大規模な粛清を進め、同氏が強権に傾く契機になった。

 判決は、アンカラ近郊のアクンジュ空軍基地がクーデター計画の拠点となったとし、無期懲役となった被告は殺人や政府の転覆、エルドアン氏の暗殺を試みたなどと認定された。

 軍幹部ら約20人は罪状が悪質だとして保釈に厳しい条件が付された。国会などをF16戦闘機で爆撃したパイロットも含まれている。

 事件は16年7月15日に起きた。軍の一部が政府転覆を狙って反乱を起こしたが、政権側が鎮圧した。

 政権や治安部隊の呼びかけに応じた市民が街頭に出て反乱勢力と衝突し、250人以上が死亡、2千人以上が負傷したとされる。

 エルドアン政権は在米イスラム指導者ギュレン師が事件の「黒幕」だと断定し、米政府に身柄の引き渡しを求めている。

 同師は社会奉仕を行う「ギュレン運動」を主導し、軍や裁判所、メディアなど各界に支持者がいたが、エルドアン政権は事件後、厳しい弾圧に乗り出し、15万人の公務員に解雇や停職の処分を行った。

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