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コロナで脚光「教育のデジタル化」 IT立国エストニア快走 米中韓は課題も

韓国 塾でオンライン授業を受ける矛盾

 「IT先進国」を自任する韓国もコロナ禍を受けてオンライン授業を積極的に活用しているが、家庭の経済水準によって授業への適応力に格差が生じ、社会問題となっている。

 それぞれの家でオンライン授業に参加しているはずの生徒が、実は学習塾の同じ部屋の中にいる-。こんな珍妙な光景が広がるのは、教育水準が高いことで有名なソウル・江南(カンナム)の大峙洞(テチドン)地区だ。塾では講師がオンライン授業の内容を補完的に説明し、生徒一人一人に試験対策を施す。

 韓国では4月以降、小中高の児童・生徒約540万人を対象に、オンライン授業を導入した。低所得層の家庭にはタブレット端末を貸与するなど、公平な教育環境の確保に努めている。

 しかし、皮肉にも学習塾など対面授業を行う「校外学習」への需要が増加する現象が起きた。オンライン授業では対面に比べて教師の目が行き届かず、児童・生徒らの理解度に難が出ることが背景にある。

 「校外学習」に子供を通わせられるかどうかは家庭の財力と関係する。2万人以上を対象にした調査によると、経済水準が上位圏の家庭では子供のオンライン授業の理解度が82・9%だったのに対し、下位圏では54・0%にとどまった。

 大統領直属の諮問委員会「国民教育会議」が今月10日に公表した調査結果では「オンライン授業の拡大が続けば教育格差は広がる」と回答した教師が92・2%に達した。(時吉達也)

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