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EU、ワクチン約20億回分確保 12月の接種開始へ、加盟国体制作り

米製薬大手ファイザーのロゴを背景に「新型コロナウイルスのワクチン」のラベルが貼られた瓶(ロイター)
米製薬大手ファイザーのロゴを背景に「新型コロナウイルスのワクチン」のラベルが貼られた瓶(ロイター)

 【パリ=三井美奈】新型コロナウイルス対策で欧州委員会は24日、米バイオ企業モデルナと最大1億6千万回分のワクチン購入契約を結ぶと発表した。ロイター通信によると、欧州連合(EU)によるワクチン契約は計19億6千万回分となる。EUでは12月にもワクチンが暫定認可される見通しで、加盟国は接種体制作りを急いでいる。

 フランスのマクロン大統領は24日のテレビ演説で、認可手続きが順調に進めば、12月末から来年1月始め、高齢者を中心にワクチン接種を国内で開始する方針を示した。接種は義務ではないが、徐々に広げる計画で、「大規模で迅速なワクチン・キャンペーンを実施する」と述べた。ベラン仏保健相は先週、超低温管理が必要なワクチンを受け入れられるよう、「保管庫を50台発注した」と明らかにしている。

 ドイツでも、シュパーン保健相が23日、「欧州で年内にワクチンが認可される可能性が出てきた。その場合はすぐに接種を始める」と述べた。12月後半の認可に備え、各州に12月半ばまでにワクチン接種所を設ける方針を示した。ベルリン首都圏ではすでに、国際空港の跡地など6カ所で設営が始まっている。

 スペイン政府も24日、ワクチン接種計画の概要を発表した。来年3月までの第一段階では、高齢者施設の入居者や病院関係者ら約250万人を優先するとした。

 EUのフォンデアライエン欧州委員長は19日、米製薬大手ファイザー、モデルナが開発中の2種のワクチンについて、審査を担う欧州医薬品庁(EMA)が12月後半にも使用を暫定認可する見通しだと述べ、各国に接種や移送計画を策定するよう求めていた。ワクチンは欧州委を通じて、EU加盟国に配布される。欧州委がワクチン購入契約を結ぶ製造元は、今回のモデルナで6件目となる。

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