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米国務長官、イスラエル訪問 ヨルダン川西岸初訪問の観測 

18日、イスラエルのベングリオン国際空港に到着したポンペオ米国務長官(中央)ら(ロイター=共同)
18日、イスラエルのベングリオン国際空港に到着したポンペオ米国務長官(中央)ら(ロイター=共同)

 【カイロ=佐藤貴生】中東を歴訪しているポンペオ米国務長官は18日、イスラエルで同国のネタニヤフ首相や、同国との国交正常化で合意したバーレーンのザヤニ外相と会談した。ポンペオ氏は敵対するイランについて「(周辺国への)影響力は衰えている」との見方を示し、「(指導部が)方針を変えない限り、さらに孤立する」と述べた。

 トランプ米政権は同日、イラン経済に広く浸透しての最高指導者ハメネイ師の資金源になっているとして、同国の宗教慈善団体などを独自の制裁対象に指定。さらにイランへの制裁を強化する方針だ。

 カタールの衛星テレビ局アルジャジーラ(電子版)などによると、ポンペオ氏は20日までのイスラエル滞在中、米国務長官として初めてイスラエルの占領地ヨルダン川西岸地区を訪問するとの観測がある。

 西岸はパレスチナ側が将来の独立国家の領土と位置付けているが、トランプ米政権は昨年11月、西岸でのユダヤ人入植活動は「国際法に違反しない」との立場を示して政策を転換。パレスチナ人が抗議デモを行うなど反発を強めている。

 ポンペオ氏は米政権が昨年3月にイスラエルの主権を認めた占領地ゴラン高原を訪れるとの観測もある。

 一方、ネタニヤフ氏はイスラエル寄りの政策を取ってきたトランプ氏への謝意を表明した。同国首相府は17日、ネタニヤフ氏が米大統領選で勝利を確実にしたバイデン前副大統領と電話会談し、両国関係の強化で合意したと発表したが、バイデン氏はイスラエルとパレスチナ独立国家による「2国家共存」案を支持する姿勢を示しており、西岸での入植活動にも否定的とされる。

 イスラエルとバーレーンは相互に大使館を設置することで合意。ザヤニ氏は同国政府高官として初めてイスラエルを公式訪問した。

 ポンペオ氏はフランス、トルコ、ジョージア(グルジア)に続いてイスラエルを訪問した。さらに同国と国交を正常化したアラブ首長国連邦(UAE)と、カタール、サウジアラビアを訪問する予定。

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