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モルドバ大統領選、野党候補が勝利 親欧米路線に転換へ

16日、モルドバの首都キシニョフで、大統領選決選投票の優勢が伝えられ祝福されるサンドゥ氏(左)(タス=共同)
16日、モルドバの首都キシニョフで、大統領選決選投票の優勢が伝えられ祝福されるサンドゥ氏(左)(タス=共同)

 【モスクワ=小野田雄一】東欧の旧ソ連構成国、モルドバ(人口約320万人)で15日、大統領選(任期4年)の決選投票が行われた。開票作業は16日に終了し、同国中央選管によると、現職で親ロシア派のドドン大統領(45)は約42%の得票率にとどまった一方、親欧米派野党「行動と連帯」の女性党首、サンドゥ前首相(48)が約58%を獲得し、勝利した。投票率は52・78%。

 大統領選は新型コロナウイルスの流行で国民生活が悪化し、ドドン氏への不満が高まった中で行われた。ドドン氏はロシアとの関係強化を通した経済再建を主張。サンドゥ氏は汚職の撲滅や欧州連合(EU)との連携強化を訴えてきた。サンドゥ氏もロシアとの対話を続ける意向を示しているが、ドドン政権時代よりロシアとの関係が疎遠化するのは確実とみられている。

 サンドゥ氏は16日、「分裂した社会を団結させ、経済再建する」と勝利宣言。ドドン氏は同日、サンドゥ氏を祝福し、自身の支持者に抗議デモを行わないよう呼び掛けた。一方でドドン氏はサンドゥ氏陣営に選挙違反があったとし、司法判断を問う意向も示した。

 モルドバでは1991年の独立後、親欧米派と親露派の政権交代が繰り返されてきた。大統領は、同国で強い実権を持つ議会が長らく選出してきたが、2016年に直接選挙制となり、ドドン氏が当選した。

 今月1日の1回目の投票では、いずれの候補者も過半数を獲得せず、決選投票になった。

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