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新型コロナ対応「台湾の経験を世界に役立てたい」 台北駐日経済文化代表処・謝長廷氏

台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表
台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表

 台湾の台北駐日経済文化代表処の謝長廷(しゃ・ちょうてい)代表(駐日大使に相当)が産経新聞に寄稿し、9日から開催されている世界保健機関(WHO)の年次総会に台湾が参加を認められなかったことについて「不当」だと批判、台湾の参加は新型コロナウイルス対策で世界にとって有益だと訴えた。

 今年は新型コロナウイルス感染症が世界の全ての人々の脅威となり、各国は防疫対策に追われた。台湾は2003年のSARS(重症急性呼吸器症候群)の経験と教訓を踏まえ、早い段階から効果的な対策を実施したことにより、10月末までの時点で感染者数を600人以下に抑え、市中感染はすでに半年近くゼ続いている。この台湾の経験を世界に役立てたい。

 台湾は厳格な水際検査と隔離、早期診断と患者の発見、マスク着用とソーシャルディスタンス(社会的距離)などに加え、実名制マスク管理システムによる販売在庫のリアルタイム確認、健康保険ビッグデータによる濃厚接触者や渡航歴の分析、健康状況の追跡など、デジタル技術を用いて感染拡散防止に取り組んだことも奏功し、早期の感染封じ込めに成功した。

 台湾では、官民一体でマスクなどの医療物資の増産に取り組み、台湾での供給量を確保できるようになった後、医療物資が切迫している国々に支援している。

 現時点で台湾による対外支援はマスク5400万枚、非接触型体温計3万5000本、防護服22万7000着、医療用ガウン60万着、ならびにウイルス検出キット、迅速検査試薬、医療用手袋などの医療用品を80カ国余りに提供している。

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