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バイデン氏、苦労重ねた私生活 失言で謝罪も

 【ワシントン=平田雄介】米大統領選で当選を確実にした民主党候補のジョー・バイデン氏(77)は副大統領として8年間、米国初の黒人大統領のオバマ前大統領に仕え、自らの副大統領候補に黒人女性のカマラ・ハリス上院議員(56)を指名した。選挙戦では、白人警官による黒人暴行死事件で注目された人種差別の解消などを掲げ、米国の「団結」を訴えた。

 3度目の正直で大統領職を手にする。1988年の初挑戦は民主党の候補指名争いの段階で演説の盗用を指摘されて撤退、オバマ氏とクリントン元国務長官(当時は上院議員)が争った2008年は埋没した。

 今回は、中道穏健派の政治姿勢と寛容な人柄が、中西部の白人労働者から都会の急進左派の若者まで、幅広い有権者をつなぎとめられると期待され、民主党候補に擁立された。

 政治家歴は47年。29歳の若さで東部デラウェア州から上院議員に初当選。1973年から6期36年間を務め、2009年から副大統領になった。任期を終える17年1月、オバマ氏から米国の文民に贈られる最高位の勲章「大統領自由勲章」を授与され、涙ぐんだ。オバマ氏は「大統領として重要な決断をするとき、いつも最後まで部屋にいて助言をくれた」と感謝する。

 同年8月、南部バージニア州シャーロッツビルで白人至上主義者と反対派が衝突し、女性が死亡する事件が発生。トランプ大統領の「いずれの側にも素晴らしい人たちはいる」という発言への怒りが、事実上の引退状態にあったバイデン氏が再起した動機という。

 こうした経歴から黒人社会での人気は高いが、失言も多い。昨年6月のイベントでは黒人差別解消を目指す1970年代の公民権運動に抵抗したイーストランド上院議員(南部ミシシッピ州選出、86年死去)との交流を懐かしみ、「無神経」と非難された。今年5月にはラジオ番組で黒人司会者に「私かトランプ氏か投票に迷うようなら君は黒人じゃない」と言い放ち、謝罪に追い込まれている。

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