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バイデン氏 「停戦」を呼びかけ 午前10時から演説

6日、米デラウェア州で演説する民主党のバイデン前副大統領(AP)
6日、米デラウェア州で演説する民主党のバイデン前副大統領(AP)

 【ワシントン=塩原永久】米大統領選でCNNテレビなどの米主要メディアが7日、民主党のバイデン前副大統領(77)の勝利を一斉に伝えたのを受け、バイデン氏は米東部時間同日午後8時(日本時間8日午前10時)から演説し、勝利を宣言する。共和党のトランプ大統領(74)は直後に「選挙終結には程遠い」との声明を発表しており、早期に混乱を収拾するよう訴えるとみられる。

 バイデン氏は、選挙人の過半数獲得を目前にした6日夜に演説し、「政治の目的は終わりのない戦争ではない」と語った。開票が続く州で法廷闘争を拡大しているトランプ氏に、決着がつけば「停戦」を受け入れるよう呼びかけた。

 一方、バイデン氏の6日夜の演説に先立ちトランプ氏は、声明で「絶対に諦めない」と強調。不正を招くと主張する郵便投票を念頭に「不法投票は集計されてはならない」と指摘。敗北を認めず、獲得票数の再集計を求めるなどの法廷闘争を展開して徹底抗戦する姿勢を改めて示していた。

 大統領選は州などに割り当てられた538人の選挙人の過半数(270人)を得た候補が当選する。バイデン氏は7日、東部ペンシルベニア州に割り当てられた20人を加えて273人となった。トランプ氏の獲得選挙人は213人。

 ただ、トランプ氏が法廷闘争を展開しているのに加え、僅差の場合の再集計により、正式に勝者が確定するまでさらに時間がかかる可能性がある。AP通信によると、ジョージア州やペンシルベニア州は得票率の差が0・5ポイント以下の場合、再集計を行う規定がある。

ジョー・バイデン 1942年11月20日、米東部ペンシルベニア州スクラントン生まれ。弁護士、東部デラウェア州選出の上院議員6期を経て2009年1月、民主党のオバマ前大統領の下で副大統領を2期8年間務めた。

 アイルランド系の家庭に育ったカトリック信者。父はボイラー掃除などで家庭を支え、仕事のため家族でデラウェア州に転居。庶民的なイメージから「アンクル・ジョー」(ジョーおじさん)と親しまれる。

 同州での弁護士活動を経て、1972年に29歳の若さで上院議員に初当選。上院司法、外交両委員長を務めた民主党中道派の重鎮。88年と2008年の大統領選で候補指名争いに敗れ、同年にオバマ氏から副大統領候補に指名された。

 失言が多く、認知症疑惑もささやかれた。来年1月の就任時には78歳。トランプ氏を抜き歴代最高齢で大統領に就くことになる。

 1972年の最初の上院選直後に最初の妻と幼い娘を交通事故でうしない、2015年にはデラウェア州司法長官だった長男が脳腫瘍で死亡した。再婚したジル夫人は教育者で、セカンドレディー(副大統領夫人)時代も英語を教えた。

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