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バイデン氏が「勝利」とCNN報道 ペンシルベニア制し過半数確保 米大統領選 

 6日、米デラウェア州で演説する民主党のバイデン前副大統領(ロイター)
 6日、米デラウェア州で演説する民主党のバイデン前副大統領(ロイター)

 【ワシントン=塩原永久】米大統領選で米CNNテレビは7日午前(日本時間8日未明)、民主党のバイデン前副大統領(77)が東部ペンシルベニア州での勝利を確実にし、当選に必要な過半数の選挙人の270人を確保したと報じた。共和党のトランプ大統領(74)の陣営は、同州などで法廷闘争を展開しているほか、同州を含む接戦州の一部では、正確を期すため票数を数え直す再集計が実施される見通しで、最終的な勝者の確定までは時間を要する可能性がある。

 バイデン氏は、選挙人の過半数獲得を目前にした6日夜に演説し、「政治の目的は終わりのない戦争ではない」と語った。開票が続く州で法廷闘争を拡大しているトランプ氏に、決着がつけば「停戦」を受け入れるよう呼びかけた。

 一方、バイデン氏の演説に先立ちトランプ氏は、声明で「絶対に諦めない」と強調。不正を招くと主張する郵便投票を念頭に「不法投票は集計されてはならない」と指摘。訴訟を通じて徹底抗戦する姿勢を改めて示していた。

 大統領選では州などに割り当てられた538人の選挙人の過半数(270人)を得た候補が当選する。

 開票が進んだペンシルベニア州について、CNNが7日午前11時過ぎ、バイデン氏の勝利が確実な情勢になったと伝えた。これまで253人を押さえていたバイデン氏が、同州に割り当てられた20人を加えて273人となった。トランプ氏の獲得選挙人は213人。

 バイデン氏は民主党支持者の比率が高い都市部の開票や、郵便投票の集計が進むに連れて、同州で得票を伸ばしていた。これまでに中西部ミシガン州(選挙人数16)やウィスコンシン州(同10)を確保。ペンシルベニア州も制したことで、前回の大統領選でトランプ氏が勝利した「ラストベルト(さびた工業地帯)」の激戦州の多くを奪還した。

 ただ、AP通信によると、ジョージア州やペンシルベニア州は得票率の差が0・5ポイント以下の場合、再集計を行う規定がある。再集計になれば、正式に勝者が確定するまで、さらに時間がかかる可能性がある。

 大統領選では相手候補が当選確実となり、敗れた候補が敗北を受け入れる声明を出して決着するのが慣例だ。2000年には僅差となった南部フロリダ州で、民主党のゴア氏と共和党のブッシュ氏が法廷闘争となり、ゴア氏が最終的に敗北を受け入れた。

 一方、トランプ氏が不正があったとして、開票停止などを求めて法廷闘争を展開していることについて共和党内から戸惑いの声が出ている。ペンシルベニア州選出のトゥーミー上院議員はテレビ番組で、トランプ氏が主張する不正行為や「詐偽投票」に証拠がないとし、「憂慮すべき」ことだと批判した。

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