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露新型コロナ死者は3倍? 国民6割「国産ワクチン打ちたくない」

 【モスクワ=小野田雄一】新型コロナウイルス流行の「第2波」が広がるロシアで、政府が新型コロナ死者数を過少報告しているとの疑念が強まっている。露政府は死者数を約3万人としているが、過去の傾向と比較した死者数の増加を示す「超過死亡」が5月以降で10万人を超えるなど、データと実態に齟齬(そご)が生じているためだ。露政府が世界で初承認した国産ワクチンも国民の約6割が「接種したくない」としており、政府への不信感は根深い。

 露保健当局は6日、1日当たりの新規感染者が初めて2万人を突破したと発表。同国では5月に連日1万5千人規模の感染拡大が起きた後、一時は4千人台まで減少したが、その後、再び増加に転じていた。

 保健当局によると、同国のこれまでの累計感染者数は約173万人で、死者は約3万人。他国と比べ、感染者数に対する死者数の少なさが以前から指摘されてきた。保健当局はこれについて「新型コロナに感染していても死因によっては死者に計上しないことがある」とし、統計手法の違いだと説明している。

 これに関し、露有力紙「独立新聞」は10月、保健当局とは別の公的な統計データを基に、「5月以降の超過死亡は10万人を超えている。月平均では1万6千人超だ」と報道。米ブルームバーグ通信も同月、「実際の死者数は公式発表の3倍だ」とする統計当局元職員の証言を伝えた。

 また、露独立系世論調査機関「レバダ・センター」が10月下旬に実施した新型コロナワクチンに関する意識調査では、「接種したくない」との回答が59%で、「接種したい」の36%を大幅に上回った。このワクチンは大規模治験を省略して承認されたもので、国民の多くが安全性に懸念を持っていることが示された。

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