PR

ニュース 国際

【米大統領選】大接戦に世界が戦々恐々 各国・地域にそれぞれの思惑

中東 対イラン、サウジ政策の違いを注視

 イランのロウハニ大統領は4日、米大統領選について「誰が勝利しようとも、重要なのは政策や原則だ」と述べ、次期大統領に制裁という選択肢を避けるよう求めた。イランに数多くの制裁を科してきたトランプ大統領を批判し、バイデン候補の方が望ましいとの考えを示唆したとみられる。

 米オバマ前政権は2015年、イランが核開発を抑制する見返りに欧米などが経済支援を行うとする核合意を締結。バイデン氏は同政権を中枢で支えた。18年に核合意から離脱してイランへの制裁を再開したトランプ氏に対し、バイデン氏は条件付きで核合意に復帰し、イランへの関与政策にかじを切る方針を示す。

 トランプ政権は今夏以降、イランの脅威を封じ込める「包囲網」構築のため、イスラエルとアラブ3カ国の国交正常化を仲介した。トランプ氏が再選されれば米・イスラエルなどとイランの軍事的緊張が高まる局面も排除できず、対イラン政策は次期大統領しだいで大きく変化しそうだ。

 一方、バイデン氏が当選した場合、親米アラブの盟主を自任するサウジアラビアとの関係が冷え込むとの見方がある。在トルコのサウジ総領事館で起きた反体制記者殺害事件などの際、友好関係を優先して批判を控えたトランプ氏に対し、人権抑圧に敏感なバイデン氏はサウジとの関係を見直す意向も示している。米・サウジ関係に変化が生じれば、中東情勢全般に影響を与える可能性がある。

(中東支局 佐藤貴生)

続きを読む

関連トピックス

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ