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【米大統領選】「トランプ氏にヒスパニック支持が拡大」 慶大教授、中山俊宏氏

ヒスパニック系住民が多い地区での投票風景=3日、米アリゾナ州フェニックス(ロイター)
ヒスパニック系住民が多い地区での投票風景=3日、米アリゾナ州フェニックス(ロイター)

 世論調査では民主党候補のバイデン前副大統領の圧勝も予想されたが、共和党候補のトランプ大統領が再選に必要な南部フロリダ州や中西部オハイオ州などをしっかりと押さえた。

 どちらの候補が勝つかは、「ラストベルト(衰退した工業地帯)」に位置する中西部ウィスコンシン州とミシガン州、東部ペンシルベニア州の3州の結果で決まるだろう。これらの州の開票状況はトランプ氏が有利だが、集計作業に時間がかかる郵便投票ではバイデン氏が有利といわれる。

 両候補が競り合う状況になったのは、バイデン陣営が「反トランプ」で盛り上がり、郵便投票や期日前投票で多くの民主党員らが投票したのに対し、トランプ氏の支持者にそれを迎え撃つだけの熱気があったということだろう。バイデン陣営にとっては、フロリダでトランプ氏に対するヒスパニック(中南米系)の支持が広がったことは予想外だったのではないか。

 どちらが勝っても、次期大統領は中国の覇権拡大にどう向き合うかが大きな課題だ。トランプ氏はタフな対中政策を展開するが、他国をうまく巻き込めていない。中国とは通商や技術、軍事などいろんな局面で戦う必要があり、国際的な連合を形成することが大事だ。長期戦になるだろう。

 気候変動や新型コロナウイルスの問題に関して国際協調をどう牽引(けんいん)するかも課題だ。米政治が国内世論を気にして内向きになっていて、リーダーシップをどう発揮するかが問われる。

 (聞き手 坂本一之)

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