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モルドバ大統領選、決選投票へ 親露派と親欧米派の一騎打ち

 【モスクワ=小野田雄一】東欧の旧ソ連構成国、モルドバ(人口約320万人)で1日、大統領選が行われた。イタル・タス通信によると、親欧米派の女性候補、サンドゥ前首相が得票率約36%で首位、現職で親ロシア派のドドン大統領が約33%で2位となった。いずれも過半数に達せず、15日に決選投票が行われる。サンドゥ氏は政権側の不正には抗議デモで対抗するとしており、結果次第では同じ旧ソ連圏のベラルーシなどと同様の混乱が広がる可能性もある。

 選挙には8人が立候補。ドドン氏はロシアとの関係強化を通した経済再建を主張し、サンドゥ氏は汚職の撲滅や欧州連合(EU)との連携強化を訴えている。

 ドドン氏は「選挙は自由で公正だった」としたが、サンドゥ氏は「(政権側による)有権者の動員など数百件の違反があった」と指摘。同氏は「不正選挙が行われた場合、抗議デモを組織する」と警告している。

 同国大統領選には国際社会も注目している。米国やEUはサンドゥ氏を支持する一方、ロシアはドドン氏支持を表明。露対外情報庁(SVR)のナリシュキン長官は「ドドン氏勝利の場合、欧米は(野党勢力を通じた政権転覆など)革命的シナリオを準備している」との認識を示している。

 モルドバでは1991年の独立後、親欧米派と親露派の政権交代が繰り返されてきた。大統領は長らく議会が選出してきたが、2016年に直接選挙制となり、ドドン氏が当選した。

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