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【米大統領選】投開票後、結果に抗議する騒乱の恐れ 警戒強める首都ワシントン

30日、米ワシントンで飲食店の窓に板を張り付ける作業員ら(共同)
30日、米ワシントンで飲食店の窓に板を張り付ける作業員ら(共同)

 【ワシントン=黒瀬悦成】11月3日実施の米大統領選をめぐり、再選を目指す共和党のトランプ大統領と民主党候補のバイデン前副大統領のいずれが勝っても、対立候補の支持者らが結果を不服として抗議活動を展開したり騒動を起こしたりする恐れが指摘されている。政治専門家や治安関係者から最も懸念されているのは、仮にトランプ氏が勝利した場合、過激勢力に扇動された左派系のバイデン支持者らがホワイトハウス周辺に殺到し暴力的なデモを実施することだ。

 ホワイトハウス周辺では、今年5月に起きた白人警官による黒人暴行死事件を受けた大規模デモ以降、北側の公園をフェンスで厳重に囲ったほか、ホワイトハウスに通じる街路にコンクリート製のバリケードを設置するなどして警戒を強化している。

 ワシントン市内でも選挙後の混乱に乗じた略奪や放火などの破壊行為に備え、投開票日の1週間前から商店や飲食店、ホテルが出入り口や窓ガラスに合板を打ち付け、暴徒らの侵入を防ぐ措置をとった。

 民主党勢力の間では、仮にバイデン氏が勝利した場合、トランプ氏が敗北を認めず、同氏の支持者らが決起して民主党関係者に危害を加える恐れがあると警戒している。

 こうした主張の論拠の一つは、中西部ミシガン州で右派の民兵組織に連なるグループが民主党系のウィットマー知事の誘拐未遂事件を起こしたことだ。

 しかし、起訴状によれば、犯行グループはトランプ氏支持の立場から犯行を計画したとの供述はなく、全米の右派民兵組織が数十年来、主張している「政府の権限強化反対」の立場から知事が主導する厳格な新型コロナウイルス対策に反発したのが直接の動機だった。

 調査機関ピュー・リサーチ・センターが10月9日に発表した全米世論調査では、大統領選で対立候補が勝利した場合に「怒りを覚えると思う」と回答した人がバイデン支持者で54%に上り、トランプ支持者31%を大きく上回った。

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