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【黒瀬悦成の米国解剖】トランプ氏は本当に負けるのか 再選へ4つのカギ

ヒスパニック系を切り崩し

 第2の要素は、トランプ陣営によればフロリダ州やペンシルベニア州で、投開票日が近づくにつれ共和党の有権者登録数が民主党の有権者登録数を上回っているとされることだ。

 米国では投票の際に事前に有権者登録を行い、支持政党を申告する(無党派での申告も可)。登録有権者が必ず投票するわけではないが、有権者の動向を探る指標にはなる。

 第3に、これまで民主党の支持基盤とされてきた黒人とヒスパニック(中南米系)の有権者について、トランプ陣営がこの4年間で着実に切り崩しを進めていることだ。

 統計分析サイト「ファイブサーティーエイト」によると、18~44歳の黒人有権者のトランプ氏支持は16年の10%から今年9月現在で21%に上昇した。

 中南米系でも45歳以下の有権者の支持は16年比13ポイント増の33%となっている。

勝利の原動力は「隠れ支持者」

 最後にもう一つ、トランプ氏が期待するのが、世論調査などでは世間の目を気にしてトランプ氏支持を公言しない「隠れトランプ支持者」による投票だ。

 前回大統領選でのトランプ氏勝利の原動力となったと指摘されている「隠れ支持者」については、世論調査の専門家からは「ぎりぎりまで態度未定だった有権者が投票したに過ぎない」との見方もある。

 しかし米国では現在、トランプ氏支持者が公共の場で暴行される事件が相次ぐなど、同氏への支持を公言しにくい空気が広がっているのも事実だ。

 以上挙げた4点が選挙終了後、トランプ氏の「勝因」として語られることになるだろうか。答えは間もなく明らかになる。(ワシントン支局長)

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