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【米大統領選】「史上最悪」から一転、熱のこもった論戦

22日、米ナッシュビルで討論会に参加するトランプ大統領(左)とバイデン前副大統領(ロイター)
22日、米ナッシュビルで討論会に参加するトランプ大統領(左)とバイデン前副大統領(ロイター)

 【ナッシュビル(米南部テネシー州)=塩原永久】米大統領選まで10日余りとなる中、22日の候補者討論会は「史上最悪」と評された前回と打って変わり、リーダーにふさわしい資質を問う熱のこもった議論が展開された。外交政策や環境問題など、前回討論会で本格的な論戦に至らなかったテーマにも踏み込んだ。

■コロナ禍の攻防

 開会直後、黒いマスクを着けて壇上に現れた民主党のバイデン前副大統領に対し、共和党のトランプ大統領はマスクなし。

 「これだけの死者を出した責任を負う者は大統領にとどまるべきではない」

 バイデン氏がトランプ氏をそう指弾すると、同氏は「感染症はいずれ消える」「ワクチンは数週間で完成する」と防戦に回った。

 トランプ氏は「ニューヨークをみてみろ。まるでゴーストタウンだ」とも語り、「人々を経済的に殺す」ことになる厳しい感染症対策への消極姿勢を改めて示し、理解を求めた。

■外交、疑惑

 イランとロシアが大統領選への介入を企てていると米情報機関が21日に警告したことをめぐり、バイデン氏は「大統領選に干渉する国には代償を払わせる」と力を込めた。

 トランプ氏も「私ほどロシアに厳しく対処した者はいない。(対露)制裁をみてほしい」と応じた。

 だが、外交論議はしばしば脱線し、海外を舞台とした醜聞を互いにあげつらう非難合戦に陥った。

 バイデン氏の息子が関わる外国企業への便宜供与疑惑に関連し、トランプ氏は「国民に説明する義務がある」と攻勢をかけたが、バイデン氏は「一銭ももらっていない」と否定。同氏は逆に、トランプ氏の関連会社が中国の銀行に口座を一時保有し、中国で事業展開を探っていたとの米紙報道を挙げ、厳しい対中政策に傾く米国外交との利益相反の問題を突いた。

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